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SUNCOMのエンジニアリング力

座談会 Vol.1
モバイルエンジニア×通信営業

村越 博之
村越 博之 Hiroyuki Murakoshi 2008年入社通信ネットワーク事業本部
営業本部
第一営業部
大竹 俊輔 Shunsuke Ohtake 2008年入社通信ネットワーク事業本部
モバイルネットワーク本部
第二モバイル部
大竹 俊輔
有富 大
有富 大 Masaru Aridomi 2015年入社通信ネットワーク事業本部
モバイルネットワーク本部
第二モバイル部
座談会イメージ
現在、約800局にもおよぶ携帯電話基地局の無線機およびアンテナ交換工事に携わる3人での座談会を実施しました。このプロジェクトにかける想いやエピソード、仕事に対する考え方、そして今後一緒に働きたい人へのメッセージなど、たっぷりお話をうかがいました。

通信インフラの要である「携帯電話」の利用を支える現在の仕事内容を教えてください。通信インフラの要である「携帯電話」の利用を支える現在の仕事内容を教えてください。

村越
サンコムの仕事は営業とエンジニアがタッグを組んでおこないます。
当社の主なお客様は、通信事業者です。私たち営業職の仕事は、お客様が困っている事柄を伺い、解決するために必要なことを考えます。多くは、携帯電話の電波状況の改善等が挙げられます。要望に沿った提案書や見積書を作成し、説明、打ち合わせを重ねていきます。競合他社もいくつかありますので、いかに先方の要望に沿った価格や工事期間を提供できるかが鍵となります。無事に受注(※)ができると、大竹さんなどのエンジニアへ引き渡し、工事を進めてもらいます。工事完了後は請求業務や入金業務をおこない、プロジェクト全体がやっと終了します。
こう見ると、営業とは、お客様とサンコムのエンジニアの中間にいるイメージですね。

(※)受注…工事を引き受けること。
大竹
村越さんのような営業の方にプロジェクトを依頼されてから、私たちエンジニアの仕事は始まります。今や皆さんの生活に欠かせない携帯電話で通信できるようにするのが私たちの役目です。そのために、全国各地に存在する「携帯電話基地局」と呼ばれる、携帯電話の通信に必要なアンテナや無線機などの装置を建設する工事をおこなっています。スマートフォンの画面の端にアンテナマークと並んで、4GやLTEといった表示が出ていますが「その回線を利用するための装置=携帯電話基地局」とイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。
ただ、私たちは現場で直接工事するというよりも、プロジェクトの全体管理が主な役割です。具体的には、予算に合わせて、実際に施工していただく協力会社の方との打ち合わせや工事スケジュールの作成、工事の進捗確認などをおこないます。
有富
私は大竹さんの部下として働いています。工事全般を依頼した、信頼できる協力会社さんとのやりとりがメインです。工事に必要な材料の発注から始まり、工事の進捗管理や現場で出た疑問への返答、作業手順の確認などをおこないます。日々、協力会社の方とコミュニケーションを密にとり合い、仕事を進めています。
作業状況は、現場から送られてくる写真によって常時確認しているのですが、重要工程のある作業やトラブルがあった場合などは、現場に出向いて直接対応することもあります。図面を読み取って材料を発注したり、協力会社の方の作業スケジュールを作成したりと、事前準備には時間がかかります。ただ、工事一件あたりの工期は1~2日程度とそれほど長くないんです。大変なのは、同じ日に同時並行で複数の現場が動いているため、現場ごとの状況の把握ですね。
また、現場のまとめ役として、どの工事にも必ず「現場代理人」がいます。「社長に代わって現場の全責任を負う」ことを意味する役職です。私も任命されていますので、一件一件の工事の重みを感じて、気が引き締まる思いです。
村越
各々が別の業務をおこなってはいますが、ゴールはひとつ「プロジェクトを無事、完了させること」。目的は同じであり、一心になって取り組んでいます。
そうそう、営業の仕事と思われがちだけど、たとえば見積りを一緒に作ることなんかもあるよね。
大竹
そうだね。見積書作成にあたり、工事にかかる費用(原価)を把握することから始まります。原価には、工事で発生する材料費や協力会社への支払いなどを組み込むのですが、私たちエンジニアが、実態に即した目安をもとに、お客様の希望している価格や内容と合わせながら試算していきます。
私は特に、工事責任者という立場で、有富くんたちが分担して管理している現場を統括し、工事の費用等も検討する役目もあるので、このように営業の方と連携して仕事を進めることも増えてきているんです。
座談会写真1

未知の巨大領域に挑戦中 現在3人が携わっているプロジェクトについて教えてください。未知の巨大領域に挑戦中 現在3人が携わっているプロジェクトについて教えてください。

村越
このたび、大手通信事業者が新しい周波数帯700MHzの電波を利用できるようになったことで、それに対応するために各地の基地局の無線機およびアンテナを交換するプロジェクトが進行しています。
一昔前だと3G回線って一般的でしたよね?今や、LTEを利用した4G回線が主流です。電波の伝わり方や伝送できる情報量などの違いによって、使用できる周波数帯域が変わっていきます。新しい電波を使う=周波数帯も変わる、ということから基地局の設備更新工事が必要になるんですね。
基地局にもアンテナを据え付ける場所によって、鉄塔やビルの屋上、室内などさまざまなタイプがあります。そして、基地局から電波を飛ばし、私たちの携帯電話がその電波をキャッチすることで、電話やメールなどの無線通信を可能にしています。つまり、携帯電話がいつでもどこでも使えるようにするために、全国に何万箇所も基地局は存在します。
大竹
基地局や電波の説明をありがとう!
それで、今回任されたエリアは埼玉、群馬、新潟、東京の一部とすべて関東圏なのですが、なんと、合計約800局の工事を受注しているんです!これまでのプロジェクトでは、最大でも200局程度しか私は経験がないので、まさに未知の領域です。それだけ、電波が通じる世の中が当たり前になってきているってことなんだなぁ。
村越
電気・水道・ガスに並んで、通信も「インフラ」の一部になってきていると感じますね。
それだけ責任重大な仕事であるということですね。頑張ろう!
大竹
大変なこともありますが、営業の方にこうやって声をかけてもらったり、一つの目標に向けて、エンジニア同士で一致団結している感じはあります。これだけの数なので、細かな想定外の出来事はすでにいくつか発生してしまっています。ただ、幸いにも、計画した通りのペースで工事が進んでいて、お客様のご要望には応えられています。お客様の先にいる、エンドユーザーの皆さんのためにも、設定された期日で工事を終えたいですね。
村越
世の中のために仕事に取り組んでいるのがかっこいいね!そういえば、想定外のできごとっていうのは?
大竹
たとえば、あらかじめお客様からいただいた図面に合わせてケーブルの長さを発注して、いざ現場に行ってみると図面に載っていないものがあったり、ケーブルの長さが足りないとか。反対に、図面に載っているものが現場にはないとか、その類の細かいトラブルは多いですね。おそらく、小さな変更の場合、図面の更新が抜けていたりということでしょうけど…。
有富
確かにそういうことはよくありますね。現場の協力会社の方とのやりとりは私の役目なので、何かイレギュラーなことが起きると、まず私に連絡が来ます。状況のヒアリングをおこない、自分で対処できなかった場合は大竹さんに相談していますね。
今回のプロジェクトでも、現場で問題が起きた時、大竹さんに相談したらすぐに対処してくれて事なきを得たことがあり、いつも助けてもらっています。トラブルへの対処が早くて的確なんです。自分も後輩社員のトラブルに遭遇したら、スピーディーに対処できるような先輩になりたいです。
大竹
問題にはできる限り迅速に対応することを心がけています。協力会社の方にヒアリングをして今の状況を確認し、誰に相談したら解決するかも含めて判断します。そのあたりの対応力はやはり経験に基づいていると思いますので、有富くんには今のうちに失敗もして、考えて、解決する力を培ってほしいです。
有富
はい!私も早く大竹さんのような判断力を身につけたいです。その第一歩として、このプロジェクトからお客様との打ち合わせに参加させてもらっていて、お客様が考えていることが身近に感じられるようになりました。いつも大竹さんと同席なのですが、提案型の話し方にすごく説得力があるんです。そんなところも、大竹さんを見習いたいと思っています。
大竹
私ももう後輩を育てなければいけない立場にあると実感しています。正直、自分でやれば早いだろうなと思うことばかりですが、それでは意味がないので。全体を管理している身として、後輩社員に仕事を任せることで全体の底上げをはかっています。最終的に、「大竹さんと仕事できてよかった」と感じてもらえる存在でありたいと思っています。
村越
今回のプロジェクトに限らずですが、私としては社員にも、協力会社の方にも、常に「誇り」をもって働いてほしいと思っています。たとえば、これだけ重要な仕事をするのだから、予算をきちんと確保してもらえるようにお客様に交渉するだとか、気持ちよく働いてもらえるための土台を築きたいと考えながら営業しています。
大竹
そうだね、全員のモチベーションにつながるポイントだね。今思い出すと、トライアルとして実施した最初の2つの基地局更新工事も、時間の制約があり苦労しました。年始までにとお願いされていた完成図書の提出を、前回までのデータをもとに、なんとか年末休暇前に完成できたというのが、このプロジェクトの始まりでしたね。何事も最初が肝心なので、勢いをつけようと思って。結果として、お客様のご要望よりも短期間でおさめることができました。この勢いが続いているからか、現在サンコムは、競合他社の中で最も順調に進められていると聞いています。

サンコムは「人」に魅力アリ みなさんの入社経緯を教えてください。サンコムは「人」に魅力アリ みなさんの入社経緯を教えてください。

座談会写真2
村越
多くの会社を受けた中で、採用担当者がすごく親切にしてくれたことを覚えています。温かみを感じたというか、自分が入社しても仲間として快く受け入れてもらえるような印象が強く、入社を決めました。
有富
私は大学で情報通信分野を学んでいたので、この業界を志望しました。面接はガチガチになるタイプでしたが、サンコムの面接では、緊張をほぐしてくれる言葉をかけてもらったので落ち着いて話すことができました。他社ではなかったことですね。
村越
皆さん、とても話しやすく、相談しやすいので仕事をする環境面が恵まれていると思います。面接だけじゃなくて懇親会なんかもよかったよね?
有富
そうですね。大学OB・OGの若手社員や興味のある部署の先輩社員と入社前に話す機会もあって、会社の馴染みやすい雰囲気を事前に知ることができたのはよかったですね。
大竹
確かに2人の言う通り、入社してみたら人間関係が築きやすい会社だなぁと思いましたね。ただ、私の場合は、本音を言えば入社前はやりたいことが見つかっていない状態でした。当時は携帯電話が一気に普及してきた頃で、サンコムはその分野で業績が良く、将来性もあると考え、採用選考を受けました。結果としては、良い選択だったと改めて思います。
村越
そういう着眼点はさすがだなぁ。せっかく入社するなら、将来に渡って活躍し続けられる会社がいいよね。

社風に通じる「人想い」なマインド 仕事のやりがいや心がけていることを教えてください。社風に通じる「人想い」なマインド 仕事のやりがいや心がけていることを教えてください。

村越
社内外問わずにたくさんの人と出会えることが楽しい部分であり、やりがいを感じることです。多様な価値観にふれることが自分の成長につながっていると思います。
私が前に担当したプロジェクトで、担当のお客様が異動になってしまい、ふとしたときに新しいプロジェクトで再会して。自分のことを覚えていてもらった時は嬉しかったですね。
大竹
私は「大竹」を指名してもらえたときですね。もちろん、仕事は会社への発注ですが、担当ではない他のエリアから「大竹さんにお願いしたい」と言われることもあって、それはやはり嬉しいです。
村越
「おふたりがいるから助かっている」という話、お客様から聞いていますよ!
大竹
それは嬉しいですね。
有富
私はプロジェクトが順調に進んだときに喜びを感じます。今は、いかに効率的に工事を進行できるか考えながら、協力会社の方の作業分配を決めたりします。工事現場での変更はつきもの。何かあると大竹さんに頼ることが多いので、自分の立てた計画で進捗がスムーズに進むと、それだけで嬉しいです。自分の裁量で効率よく仕事をまわせることがやりがいにつながっています。
大竹
工事も数を重ねると見えてくるものってあるよな。
ちなみに、後輩だけに限ったことではないですが、忙しくて実は焦っている場面でも、社内では常に話しかけてもらいやすいような雰囲気でいようといつも心がけていますよ。
村越
同感です。まずは、自分から仕事しやすい雰囲気をつくって、いいムードを広めたいです。
有富
私も同じように心がけていて、実際によく、社内の方や協力会社さんに話しかけてもらっています。お客様よりも協力会社の方と接することが多いので、ささいな悩みから工事を進める上での相談まで幅広く話してもらえる間柄になることを目指しています。協力会社の方は、私よりもこの業界が長い人がほとんどなので、工事の技術については私自身が学ばせてもらうことがとても多いんです。
年齢や組織に関係なく、コミュニケーションを取りやすい雰囲気をみんなでつくっている気がしますね。
座談会写真3

未来の新入社員へメッセージ どんな人と一緒に働きたいですか?未来の新入社員へメッセージ どんな人と一緒に働きたいですか?

村越
アグレッシブな人がいい。間違ってもいいから突っ走ってくれる人!
大竹
私のことを「間違っている」と指摘してくれる人…ですかね。考え方が凝り固まっているところがあるので、新人らしく固定観念にとらわれない奇想天外な発想をくれる人がいいです。
村越
最初からそんな指摘できる人はいないよ(笑)。指示待ちじゃなくて、自分から「どうすればいいですか」とか積極的にたずねてくれる人とか?
大竹
そういうことが言いたかった(笑)!仕事に興味をもって取り組んでくれる人がいい。たとえば、「どうしてこの作業は必要なのですか」なんていう質問は最高に嬉しい。それは、仕事の意味を理解しようとしているから。そういう人って、「次は何をやればいいか」を常に考えていると思う。何かを指示されてもいつも「わかりました」だけの人よりも格段に伸びるだろうなと思います。
有富
村越さんや大竹さんがお話されていることは、私も実践しないといけないことですね。それに加えて、私は「プラスアルファすること」も大切だと思います。言われたことをするだけでなく、そこに自分の考えを加えられると成長が早いと思っています。
大竹
それはその通り。意識して動けているのはいいことだね。
村越
私は、前向きに仕事ができる人と働きたいですね。あと、明るさも大事だと思います。最初は仕事がわからなくて当然であり、全部をわかる必要はないと思っています。先輩がイチから丁寧に教えてくれる環境なので、安心してサンコムの一員になることを候補に入れてほしいな!
そして、新入社員の子が、思う存分パワーを発揮できる環境を私たちはつくっていきたいと思います。
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