サステナビリティ

環境活動や社会貢献活動などを通じて、
私たちは、人と社会と地球が“つながる”、
安心・安全で豊かな社会の実現に貢献します。

ステークホルダーとともに

お客様とともに

情報セキュリティ・個人情報保護に関する教育

近年、現場を取り巻く環境において、法令遵守はもとよりマナーやモラルについても高いレベルが要求されています。サンコムでは、個人情報を含む企業情報の漏えい事故防止のための社員教育にも注力しています。eラーニングでは情報セキュリティの基礎知識や要員としての責務を学び、社員がそれぞれの理解度を確認しながらスキルアップを図っています。2023年度もサンコムでは100%の受講終了率を達成しました。

さらに毎年、各社で集合研修も実施し、情報保護に関する教育や個々人のモラル・意識向上の醸成を図っています。研修は、自社社員のみならず協力会社の社員も参加対象とし、広くレベルアップを目指しています。

BCP(事業継続計画)に関する取り組み

サンコムでは、BCP(事業継続計画)を策定し、首都直下地震や各エリアでの地震を想定した事業継続シミュレーションの実施、事業継続のための災害対策要員の確保も含めた体制の整備、スマートフォンを活用した社員の安否確認システムの導入を行うとともに、サプライチェーンとの連携を確実に行うことで、被害を最小限に留め、早期に復旧作業を行うことができるように対策を講じています。

また、災害時の復旧や支援のために各支店にイリジウム衛星携帯電話を配備しています。イリジウム衛星とは、地上780㎞の位置に配備された66基の通信衛星です。一般の通信の確保が困難となるような災害発生時に、いち早く状況把握して地域やお客様に貢献できるよう、毎月全国を結んで訓練を実施し、機器の充電や付属品の点検も行って、いざという時に備えています。

加えて、非常食など備蓄品の配備、帰宅困難な社員への支援など、社員の安全確保にも努めています。

情報セキュリティの点検を実施

サンコムでは、情報の取り扱いについて守るべきルールや仕組みを定め情報セキュリティのマネジメントを行っています。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の導入や定期的な点検の実施など状況に合わせ実行しています。

協力会社とともに

安全大会の実施

「安全はすべてに優先する経営の課題事項であり、経営の要」という意識の下、安全大会を開催しています。安全大会では、当社グループの社員に加えて、重要なビジネスパートナーである協力会社の皆さまも参加し、各部代表による安全決意表明を行うほか、安全品質向上に向けた改善の取り組み発表、人身事故防止に向けた危険体感デモ、自然災害や人身事故における被災者のドキュメンタリービデオの視聴などを通じ、労働安全への意識を高めています。

安全大会の様子

サンコムの安全に向けた活動

サンコムでは、「安全・品質の確保は最大の営業力であり、これを継続することがお客様からの信頼となる」を合い言葉に経営幹部もメンバーに加えた安全品質向上抜本改善委員会を開催し、プロジェクトの着手前に想定される事故・トラブルの予防や事故防止対策を“安全の先取り”として議論しています。また季節特有の事故防止策などを検証し、現場の安全および品質の向上に努めています。

安全巡視などの実施

人身・設備事故撲滅に向けて、全社で各種取り組みを展開しています。特に高所作業車の使用方法や作業内容について事故防止に向けた具体的な取り組みを確認することで、作業を行う社員一人ひとりの安全に対する意識の向上を図っています。

また、社長をはじめとする役員による現場との対話を重視した安全パトロールを定期的に実施しており、安全意識の徹底に努めています。

安全巡視の様子

家族からの手紙

サンコムでは、社員のご家族に「いつもありがとう」「無事に仕事から帰って」といった思いや愛情が込められた手紙を書いていただき、作業者本人が「どんなに家族から愛されているか」を自覚することで、「無事に作業を終え帰宅しなければならない」と心に刻んでもらう活動をしています。

家族からの手紙

安全研修の実施

サンコムでは、事故防止の徹底を目的として定期的に安全研修を実施しており、協力会社も参加しています。第一線の現場で作業をするにあたり、危険予知など事故の未然防止に効果的なテーマを選定し、効果が期待できる体験型の研修や地域特性に応じた研修などを実施しています。作業員全員が「絶対に事故を起こさない」という強い意識を持って、安全施工を完遂すべく、努めています。

ぶら下がり体験トレーニング

交通安全への取り組み

サンコムでは、業務の特質上、多くの自動車を利用しており、交通事故を未然に防ぐためにさまざまな取り組みを行っています。各拠点にて年に数回、最寄りの警察署や安全運転協会などから講師をお招きし、講話・DVDを用いた安全講習などを開催しています。道路の凍結による事故が発生しやすい地域では、スリップに備えた実地訓練や事故防止の強化月間を設定するなど、地域特性を踏まえた効果的な取り組みを行っています。

安全運転講習会以外にも、危険運転回避などを目的としたドライブレコーダーの導入、優良ドライバー表彰、安全ステッカーの導入なども行い、安全運転意識の向上に努めています。これらの取り組みにより、年間を通じての交通事故発生が大きく減少しました。

また、家族から「交通安全防止」をテーマとした絵を募り、安全への願いを込めて描かれた絵をポスターにしています。この取り組みは、交通安全意識の高揚と交通事故防止に成果を上げています。

社長賞を受賞した交通安全ポスター

協力会社との連携強化に向けた取り組み

サンコムの事業活動は、パートナー会社といわれる協力会社との連携があってこそ成り立ちます。そのため協力会社とともに品質・安全の向上に向けた取り組みを行っています。
そのため、パートナー会社を対象とする連絡会を年1~2回実施し、事業に関する動向や方針を共有する機会をつくることで、連携の強化を図っています。
このほかに、パートナー会社の表彰制度の導入を通じて、全体のモチベーションの向上を図り協力会社と一体となった事業の展開を目指しています。

防災・避難訓練の実施および各拠点へのAEDの配備

サンコムでは年に1~2 回、防災・避難訓練を実施しています。また、各拠点にAED(自動体外式除細動器)を配備しています。

防災・避難訓練は、各拠点のある地域の消防署にもご協力いただき、緊急放送設備および避難経路の確認、消化器およびAEDの使用方法のレクチャー、緩降機を使った脱出訓練などを実施し、万が一の事態が発生した場合に、適切かつ迅速な対応ができるよう取り組んでいます。

スマートフォンやタブレット端末を活用した作業工程の管理

サンコムでは、NCC工事(New Common Carrierの通信建設工事)の効率性、安全性および品質の向上を図るために、スマートフォンやタブレット端末を活用したワークフロー(作業工程)の統一と現場作業のIT化のための「施工ITプラットフォーム・SunMOS(サンモス)」を構築し運用しています。

現場の作業者が、タブレット端末上のワークフローに沿って作業を進めていくと、それが本社のシステムにも連動し、遠隔地にいながらも、リアルタイムで作業管理者が作業の点検・承認ができる仕組みです。

端末の利用により、即座にビジュアルで手順を理解することができるため、危険を伴う作業現場で膨大な紙の手順書を確認する必要がなくなり、作業効率および安全性が格段に向上しています。

SunMOSにより現場状況の確認

国土交通省からの表彰

国土交通省は、住宅・社会資本整備の直接の担い手である建設産業において、優秀な人材の確保・育成が不可欠であることから、第一線の直接従事者で特に優秀な技能・技術を持ち、後進の指導・育成などに多大な貢献をしている建設技能者に対して「優秀施工者国土交通大臣顕彰」および「青年優秀施工者土地・建設産業局長顕彰」を行っています。

サンコムはこれまでに、建設マスター・ジュニアマスターともに毎年、複数の社員が顕彰者に選ばれています。これにより技術者のモチベーションが高まり、サンコム全体の技術力向上につながっています。

顕彰者集合写真

お客様満足度向上研修の実施

サンコムでは、宅内工事におけるお客様満足度向上を目指し、一般的なマナーだけでなく、お客様に対応する際のマナーを再確認し、一人ひとりの意識を高めるための研修を実施しています。

社員とともに

人権教育

基本的人権を尊重し、人種、宗教、信条、国籍、性別(性自認)、障がい(=身体障がい)の有無、年齢などを理由として、業務を進める上で差別をしないことを基本倫理としています。

長時間労働の解消に向けた労使間の取り組み

サンコムでは、恒常的な時間外労働の削減に向けて、毎週水曜日と金曜日の2日を定時退社日に定め、社内放送にて促しています。また、「時間外勤務命令管理簿」の活用により、労使間の勤務管理を徹底しています。このほか、有給休暇取得推進のため、年間を通じての「ブリッジホリデイ」(法定休日の間を年次有給休暇でつないで連休とするもの)を推奨しています。

また、働き方改革の一環で、原則毎月第3金曜日に15時以降退社を推奨するサンコムフライデーを2017年6月より導入しています。導入から5年以上が経過し、制度が浸透していく中で、取得条件の縛りが実施促進の妨げになっているとの意見が出てきたため、「原則毎月金曜日(やむを得ない場合は、平日に限り取得可能)」と条件を変更し、運用し続けています。

従業員の子どもを対象にランドセルを贈呈

サンコムでは、次世代育成の一環として小学校に入学する社員の子どもを対象にランドセルを贈呈し、次世代を担う子どもの健やかな成長を支援しています。この取り組みは30年以上前から継続して行っており、2023年度も17名の新1年生に社長のメッセージを添えてランドセルをプレゼントしました。

ランドセルを贈呈

地域社会とともに

地域の子どもの安全に関する取り組み

サンコム四国支店では、2013年より地域の青少年健全育成を目的に、古高松地区において小中学生の通学の安全を確保するため地域住民や地元企業と協力をして「こどもSOS」の活動を行っており、毎年小学生からお礼のお手紙をいただいています。

ペットボトルキャップ回収

サンコムでは、ペットボトルのキャップ売却益をワクチン購入費に充てる認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会(JVC)の活動に賛同し、支援を実施しています。