お客様とともに
情報セキュリティ・個人情報保護に関する教育
近年、現場を取り巻く環境において、法令遵守はもとよりマナーやモラルについても高いレベルが要求されています。サンコムでは、個人情報を含む企業情報の漏えい事故防止のための社員教育にも注力しています。毎年社員のみならず、サンコムで働く全従事者が、eラーニングを用いて情報セキュリティの基礎知識や要員としての責務を学び、理解度を確認しながらスキルアップを図っています。
BCP(事業継続計画)に関する取り組み
BCP(事業継続計画)を策定し、首都直下地震や各エリアでの地震を想定した事業継続シミュレーションの実施、事業継続のための災害対策要員の確保も含めた体制の整備、スマートフォンを活用した社員の安否確認システムを導入し、サプライチェーンとの連携を確実に行うことで、被害を最小限に留め、早期に復旧作業を行うことができるように対策を講じています。
また、災害時の復旧や支援のために各支店にイリジウム衛星携帯電話を配備し、2024年度には被災地拠点との通信確保のためスターリンク(衛星インターネットサービス)も導入しました。一般の通信確保が困難となるような災害発生時に、いち早く状況を把握して地域やお客様に貢献できるように、機器の充電や付属品の点検を実施し、全国の拠点とオンラインで毎月訓練を実施することで万が一に備えています。
加えて、非常食など備蓄品の配備や帰宅困難な社員への支援など、社員の安全確保にも努めています。
情報セキュリティの点検を実施
サンコムでは、情報の取り扱いについて守るべきルールや仕組みを定め情報セキュリティのマネジメントを行っています。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の導入や定期的な点検の実施など状況に合わせ実行しています。
協力会社とともに
サンコムスタイル(型)の構築
安全性の確保と高品質を維持するために、プロセスを効率的に進めるための手順・方法を標準化し、安全施工サイクルを回すことにより組織の状態を管理する仕組みを確立・可視化することで安全品質のパフォーマンスを継続的に向上していけるよう取り組んでいます。

サンコムの安全に向けた活動
サンコムでは、「安全・品質の確保は最大の営業力であり、これを継続することがお客様からの信頼となる」を合い言葉に経営幹部もメンバーに加えた安全品質抜本改善委員会を開催し、発生した事故・トラブルについて、問題点や原因について探求するための議論を交わし事故防止に取り組んでいます。また季節特有の事故防止策なども検証し、全社で現場の安全および品質の向上に努めています。
安全大会の実施
「安全は経営のすべてに優先する」という意識の下、安全大会を開催しています。社員に加え、重要なビジネスパートナー会社の皆さまも参加し、全社施策ならびに各部代表による安全品質向上に向けた取り組み発表のほか、表彰されたパートナー会社の自社での安全への取り組みについても発表いただき、労働安全への意識を高めています。

家族からの手紙
サンコムでは、社員のご家族に「いつもありがとう」「無事に仕事から帰って」といった思いや愛情が込められた手紙を書いていただき、作業者本人が「どんなに家族から愛されているか」を自覚することで、「無事に作業を終え帰宅しなければならない」と心に刻んでもらう活動をしています。

人身・設備事故防止に向けた取り組み
人身・設備事故を防止するため、全社で各種取り組みを展開しています。その一つとして高所作業やその他危険(重要)工程作業において事故防止に向けた具体的な取り組みの実施状況をパトロール等で確認することで、作業に携わる一人ひとりの安全に対する意識の向上を図っています。
また、社長をはじめとする役員による現場との対話を重視した安全パトロールも定期的に実施し、全社で取り組んでいます。

交通安全への取り組み
サンコムでは、業務の特質上、多くの自動車を利用しており、交通事故を未然に防ぐための施策を実施しています。
例えば、危険運転回避などを目的としたドライブレコーダーの導入、2023年12月に義務化されたアルコール検知を用いた運転前後のアルコールチェックについても、チェック状況が可視化できるシステム(アプリ)を導入し、安全運転意識の向上に努めています。
また、ドライブシュミレーターによる安全運転研修をはじめ、最寄りの警察署や安全運転協会などから講師をお招きした講話・DVDを用いた安全講習の開催や道路の凍結による事故が発生しやすい地域では、スリップに備えた実地訓練や事故防止の強化期間を設定するなど、地域特性を踏まえた効果的な取り組みも行っています。
成果として、年間を通じての交通事故発生件数が減少に転じました。
パートナー会社との連携強化に向けた取り組み
サンコムの事業活動は、パートナーと言われる協力会社との連携があってこそ成り立ちます。そのため、連携を深めるための取り組みを実施しています。
例として、各パートナーに対して、年2回、個別訪問によるフィードバックを実施し、事業に関する動向や方針を共有する機会をつくり、連携の強化に努めています。
このほかに、表彰制度導入を通じて、全体のモチベーションの向上を図り、一体感のある事業の展開を目指しています。
スマートフォンやタブレット端末を活用した作業工程の管理(SunMOS)
NCC工事(New Common Carrierの通信建設工事)の効率性、安全性および品質の向上を図るために、スマートフォンやタブレットPC端末を活用した「施工ITプラットフォーム・SunMOS(サンモス)」を構築し運用しています。現場の作業員が、スマートフォン上のワークフローに沿って撮影を進めていくことにより、施工管理者が本社にいながらも、リアルタイムに一元管理が出来るシステムです。
端末の利用により、即座にビジュアルで手順を理解することができるため、危険を伴う作業現場で膨大な紙の手順書を確認する必要がなくなり、作業効率および安全性が格段に向上しています。

国土交通省からの表彰
国土交通省は、住宅・社会資本整備の直接の担い手である建設産業において、優秀な人材の確保・育成が不可欠であることから、第一線の直接従事者で特に優秀な技能・技術を持ち、後進の指導・育成などに多大な貢献をしている建設技能者に対して「優秀施工者国土交通大臣顕彰」および「青年優秀施工者土地・建設産業局長顕彰」を行っています。
サンコムはこれまでに、建設マスター・ジュニアマスターともに毎年、複数の社員が顕彰者に選ばれています。これにより技術者のモチベーションが高まり、サンコム全体の技術力向上につながっています。

お客様満足度向上研修の実施
サンコムでは、宅内工事におけるお客様満足度向上を目指し、一般的なマナーだけでなく、お客様に対応する際のマナーを再確認し、一人ひとりの意識を高めるための研修を実施しています。
社員とともに
人権教育
基本的人権を尊重し、人種、宗教、信条、国籍、性別(性自認)、障がい(=身体障がい)の有無、年齢などを理由として、業務を進める上で差別をしないことを基本倫理としています。
長時間労働の解消に向けた労使間の取り組み
サンコムでは、恒常的な時間外労働の削減に向けて、毎週水曜日と金曜日の2日を定時退社日に定め、社内放送にて促しています。また、「時間外勤務命令管理簿」の活用により、労使間の勤務管理を徹底しています。このほか、有給休暇取得推進のため、年間を通じての「ブリッジホリデイ」(法定休日の間を年次有給休暇でつないで連休とするもの)を推奨しています。
また、働き方改革の一環で、原則毎月第3金曜日に15時以降退社を推奨するサンコムフライデーを2017年6月より導入しています。導入から5年以上が経過し、制度が浸透していく中で、取得条件の縛りが実施促進の妨げになっているとの意見が出てきたため、「原則毎月金曜日(やむを得ない場合は、平日に限り取得可能)」と条件を変更し、運用し続けています。
従業員の子どもを対象にランドセルを贈呈
サンコムでは、次世代育成の一環として小学校に入学する社員の子どもを対象にランドセルを贈呈し、次世代を担う子どもの健やかな成長を支援しています。この取り組みは30年以上前から継続して行っており、2023年度も17名の新1年生に社長のメッセージを添えてランドセルをプレゼントしました。

地域社会とともに
地域の子どもの安全に関する取り組み
サンコム四国支店では、2013年より地域の青少年健全育成を目的に、古高松地区において小中学生の通学の安全を確保するため地域住民や地元企業と協力をして「こどもSOS」の活動を行っており、毎年小学生からお礼のお手紙をいただいています。
ペットボトルキャップ回収
サンコムでは、ペットボトルのキャップ売却益をワクチン購入費に充てる認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会(JVC)の活動に賛同し、支援を実施しています。