CSR

環境活動や社会貢献活動などを通じて、
私たちは、人と社会と地球が“つながる”、
安心・安全で豊かな社会の実現に貢献します。

2012年度 ステークホルダーとともに

お客様とともに

コンプライアンス徹底に向けた取り組み

近年、現場を取り巻く環境は法令遵守はもとより、マナーやモラルも高いレベルで要求されています。サンコムでは、「現場のコンプライアンス強化」活動として奥前社長を委員長としたコンプライアンス強化プロジェクトを立ち上げ、全国3,600名の現場作業従事者へコンプライアンス向上教育を実施しました。

コンプライアンス研修

e-ラーニングなどで情報保護に関する教育を強化

個人情報を含む企業情報の漏えい事故防止のための社員教育にも注力しています。e-ラーニングでは情報セキュリティの基礎知識や要員としての責務を学び、社員各自がそれぞれの理解度を確認しながらスキルアップを図っています。2012年度、サンコムでは97.9%の受講終了率を達成しました。

情報セキュリティ研修

協力会社とともに

交通安全への取り組み

事業を遂行するために多くの自動車を利用しています。サンコムでは、グループで働く全社員の交通事故の撲滅を目的として、秋の全国交通安全運動に合わせて「サンコム安全運転ポスターコンクール」を開催。交通安全への願いを込めて、ご家族の皆様から多くの作品を募集しました。

安全大会の実施

「安全はすべてに優先する経営の課題事項であり、経営の要」という意識のもと、安全大会を開催しました。労働安全に対する意識の向上を図るとともに、安全品質向上に向けた改善の取り組み発表ならびに各事業部代表による安全決意表明を行い、最後に参加者全員による「安全唱和」で締めくくり、参加者全員が事故撲滅の決意を新たにしました。また、脚立による事故防止の一環として、「脚立不安定体感」「飛来落下危険体験」など、実際に体感をすることで、事故の恐ろしさを見て感じ取ることができました。今後も全社一丸となり、事故撲滅に向けて安全品質の仕組み作りを行っていきます。

サンコム安全大会

サンコムの安全に向けた活動

サンコムでは、ヒヤリハット(HH)収集運動を実施しています。各現場での実例を「天使の贈りもの」と称した小冊子にし、事故の再発防止を目的に、痛みを伴った貴重な教訓を決して忘れてはいけないという思いを込めて社員ならびに協力会社社員の全員に配布しています。

また、事故撲滅を目標とした「誓いのリストバンド」を配布しています。作業者へ事故防止への強い意識を持たせることを目的とする「赤」のリストバンドは、「まず確認、最後に確認」を定着させ、現場作業時に必ず実行することにより、確認不足や思い込みが要因のヒューマンエラーやヒヤリハットの発生を撲滅させることを目指します。また、「緑」のリストバントは、緑十字の安全と安全作業へ突き進むことを意図しています。

「家族からの手紙」活動の推進

サンコムでは、ご家族から勤務しているご主人やお父さんへ「無事に仕事から帰って」といった思いや愛情を手紙でいただき、作業者本人が「どんなに家族の方々に愛されているか」を自覚することで、「無事に作業を終え帰宅しなければならない」と心に刻んでもらう活動を行っています。2012年度は本活動をポスターにして、たくさんのご家族の思いが全従事員の心に残るものとしました。

社員とともに

人権教育

基本的人権を尊重し、人種、宗教、信条、国籍、性別、身体障がい、年齢等を理由として、業務を進める上で差別をしないことを基本倫理としています。また、人権に対する意識を社員に浸透させるため、階層別研修などで人権教育に取り組んでいます。

社長対話会の開催

サンコムでは、各社のトップと社員とが直接コミュニケーションを図ることができる「対話会」などの交流の場を設けています。それぞれが「垣根」を払い、さまざまなことについて気兼ねなく話し合える有意義な機会として、積極的に活用されています。サンコムでは、社長がお客様訪問や安全パトロールのため支店へ出張する際、支店社員および協力会社社員との対話会を実施しています。2012年度は全支店で実施しました。

次世代育成支援対策法に基づく取り組み

「次世代育成支援対策法」に基づき行動計画に沿った取り組みを行っています。サンコムでは2011年に「次世代育成支援対策推進法認定マーク(くるみん)」を取得。2名が育児休業に伴う短縮勤務を実施しています。

育児制度を利用しました

上司の理解のもと、妊娠中には通勤緩和の時短(有給)を1ヵ月取得させていただきました。また、産前休暇前には年次有給休暇を取得して2週間ほど早く休みに入らせてもらいました。制度を利用して仕事と育児を両立していますが、「子の看護休暇」の有給(数日)、子育て中に時短を利用したいときに利用できるなど、より子育てがしやすい制度が導入されると嬉しいです。

エンジニアリング統括本部 係長
渡邉 郁子

また、若い方には今後、自分がどういう働き方をしたいか上司とコミュニケーションを取り、自分に無理のないように制度をうまく利用してほしいですね。い制度が導入されると嬉しいです。また、若い方には今後、自分がどういう働き方をしたいか上司とコミュニケーションを取り、自分に無理のないように制度をうまく利用してほしいですね。

2012年度 杉並区子育て最優良賞を受賞

サンコムの育児休業を利用しやすい職場環境づくりなどの取り組みが認められ、2012年度の杉並区子育て優良事業者に選定され、最優良賞を受賞しました。

杉並区子育て優良事業者
最優良賞表彰状
最優良賞のステッカーとトロフィー

具体的活動内容としては、女性が働きやすい職場づくりや女性のキャリアアップの実現に向けて、女性社員と社長、または社員同士が意見交換を行う「女性フォーラム」を2009年度から毎年開催しています。また、仕事と家庭の両立に向けて、水曜日と金曜日のノー残業デーや有給休暇取得推進のためのブリッジホリデーなどの取り組みを推進し、職場環境の整備を行っています。さらに、ソフトボール大会や森林保全活動など家族で参加できる行事を開催しています。こうした活動を推進する中で次世代育成支援対策法に基づく行動計画に沿った取り組みを行い、2011年度には子育てサポート企業として国から「くるみん」の認定を受けました。

地球環境とのかかわり

消費電力の「見える化」

サンコムでは、本社(高円寺ビル)に電力量デマンド監視装置を導入しています。各階にモニターを設置して消費電力を「見える化」し、制限電力量を超えると空調設備が自動的に出力を制御する仕組みとなっています。

コムシス森林サポーターの活動

2012年9月に、栃木県日光市霧降高原“マックラ滝”付近の「杉の共有林」において、第7回「霧降協働の森づくり」の活動を開催しました。コムシスグループ社員、協力会社社員ならびに家族の方々を含め総勢116名が参加し、下草刈りおよび「クマ、シカ等による食害防護ネット」の取り付けを120本行いました。また、「栃木県みんなの森づくり」活動として、グリーンスタッフ(指導員)や森林ボランティアとして森林保護活動に参加しています。

コムシスグループの森づくり

コムシスグループでは、環境保全および地域貢献活動の一環として、森づくりの活動を行っています。

サンコムでは、コムシス森林サポーターとしての活動を実施しています。2012年度は、毛呂山町大谷木字鶯谷地内などでの6.6ヘクタールにおよぶ枝打ちや間伐等による森林保全活動の実績により、同制度において68.0t-CO2/年のCO2吸収効果が認められ、日本コムシスとサンコムに対し、埼玉県知事より「埼玉県森林CO2吸収量認定書」を交付していただきました。68.0t-CO2/年のCO2吸収量は、212人分の呼吸による年間CO2排出量に相当します。

地域社会とともに

子供向けパンフレット「サンコムのしごと」作成

サンコムでは、「お父さん・お母さんがどんな仕事をしているんだろう」をテーマに、写真や絵をふんだんに使用した小学校低学年向けの冊子「サンコムのしごと」を作成しています。

地元小学校に写真ニュース掲示板を寄贈

サンコム本社のある東京都杉並区の杉並第八小学校に、朝日写真ニュース一年分および専用掲示板を寄贈しました。

ペットボトルキャップ回収でワクチンを

コムシスグループ各社では、ペットボトルのキャップ売却益をワクチン購入費に充てるNPO法人エコキャップ推進協会の活動に賛同し、キャップの回収を行っています。CSSが中心となり、2012年度は合計56.3kgを回収しています。また、サンコムでは本社123kg、東北支店17kg、中国支店2kgなどの報告があり、活動が定着しています。さらに東海支店では、プルタブ・アルミ缶800kgでアルミ製車いすを贈呈しています。

地域の祭事への参加

サンコムと日本コムシスでは、「第56回東京高円寺阿波おどり」において、「コムシスグループ連」を結成し、踊り手として参加しました。2日目は大会運営のボランティアに参加して会場の清掃活動を行い、大量のゴミを分別して資源を換金し、インドの教育支援に充てるお手伝いをしました。