若手エンジニア座談会
モバイルエンジニアリング
萩原 瑞樹
2013年入社通信ネットワーク事業本部
モバイルネットワーク本部
第一モバイル部
モバイルネットワーク本部
第一モバイル部
アクセスエンジニアリング
大平 佑一
2012年入社社会システム事業本部
フィールドネットワーク本部
アクセス部
フィールドネットワーク本部
アクセス部
ネットワークエンジニアリング
後藤 健太
2012年入社社会システム事業本部
フィールドネットワーク本部
ネットワーク部
フィールドネットワーク本部
ネットワーク部
通信インフラの構築で高い評価を受けているサンコムシステムエンジニアリング。モバイル、アクセス、ネットワークの3つのエンジニアリング部門の現場の第一線で活躍する若きエンジニアたちに、仕事の魅力や今後の可能性、一緒に働きたい人たちへの期待について語ってもらいました。
- 後藤
- 私はお客様が保有するネットワークセンターやデータセンターといわれる建物内で、主に通信設備の増設工事をしています。増設工事の内容は、通信機器を積むラックのアンカー工事から始まり、LANケーブルや光ケーブルの配線、通信機器へ電源を供給するための電源設備の増設まで行います。サンコムの仕事は主に部材手配と施工管理で、実際に仕事の大半をこなすのはパートナー会社様です。ですから、パートナー会社様への作業や工法の指示、工程ごとに必要な作業員の人数などについて話し合いながら進めていきます。規模にもよりますが、受け持つ案件1つあたり、およそ2~3週間の納期で行います。同時並行で1ヶ月あたり4件程度担当することが多いです。
- 大平
- 後藤君のネットワークエンジニアリングは、基本的に屋内で行いますが、アクセスエンジニアリングはケーブルを扱うということもあり、外での仕事になります。土地の区画整理や道路整備で発生する電柱の建替えにともなう光ケーブルの移設がメインの仕事ですが、最近は無電柱化と言って、電柱をなくしてケーブルを地中に埋設する工事も増えてきました。そういえば、偶然後藤君と現場が重なったこともありました。彼が建物内で構築したネットワーク設備へ光ケーブルを引くという案件です。
- 後藤
- 驚いたよね。部門を超えて仕事のつながりを感じた出来事でした。
- 萩原
- お二人が目に見える有線を扱っているのに対して、私がやっているモバイルエンジニアリングは電波という無線通信が対象で、私はWiMAX基地局建設全般の施工管理を担当しています。携帯電話やWi-Fiなどの電波をつなぐには、基地局が必要です。都市部ではビルやマンションの屋上に建てたり、「コン柱」と呼んでいるコンクリートの柱を建てて、その上にアンテナを付けたりします。地方や山間部では鉄塔ですね。また、地下鉄構内の電波状況を改善するため、ホームの屋根裏へアンテナを取り付ける工事も行いました。
- 後藤
- 働くフィールドが広いんだね。ちなみに、鉄塔の高さはどのくらいあるの?
- 萩原
- 30mから50mです。皆さん、鉄塔と言うと電線が通っているイメージを持つかもしれませんが、私たちが建てる鉄塔は、上にアンテナを付けることが目的です。通信専用ですね。
- 大平
- コン柱も鉄塔も、たくさん建てればつながりやすくなるわけ?
- 萩原
- そうではありません。電波と電波が重なり合いは、効率を損ないますし、コストが無駄になってしまいます。ですので、エリアの状況を把握しておく必要があります。
- 萩原
- 大学でモバイルについて学ぶうちに基地局の存在を知り、「どうやって建てているんだろう」と思うようになったのが、通信建設業界を志望したきっかけです。サンコムに決めたのは、携帯電話基地局工事のシェア率が高いこと、そして、面接での印象がとても良かったことです。話しやすく、「人」を大切にする会社だなと感じました。
- 大平
- 私は学生時代、軽音楽部でギターをやっていて、面接官の方とギターの話で盛り上がったことを今も覚えています。就職を考えた頃はSEになれたらと思っていましたが、デスクワークは自分には合わない気がしていました。そんな時サンコムの会社説明会で当社のアクセス技術がインターネットを支えていることを知りました。担当案件の工程管理等、もちろんデスクで行う業務もありますが、アクセスは特に現場へ立ち合う機会が多くあり、実際に工事を見ることができる点も魅力的に映りました。
- 後藤
-
私は、通信がどうやってつながっているのか興味を持ち、通信建設業を志望しました。競合他社も研究しましたが、サンコムはNCC(※1)に特化していて、仕事の伸びしろがまだ十分あると思い、遣り甲斐もあると感じました。それと、就職活動を始めたのが、ちょうど東日本大震災のあった2011年の3月だったので、早く決めたいという気持ちも正直ありました。
※1. New Common Carrierの略。NTT以外の通信キャリア。KDDIやSoftBankなどを指す。
- 萩原
- そうだったんですか!
- 大平
- 私もだよ。スピード感のある選考にも後押しされた気がする。卒業後の道が早めに決まって安心したな。
- 後藤
- いい会社と出会えたよね。
- 大平
- 3人とも「現場代理人」だよね。どうですか、やってみて。
- 後藤
- 私は2年目から任されました。不安と責任が入り混じっていましたね、最初は。現場代理人は、いわば、社長に代わって現場を任されている、という意味を持つ責任者。サンコムの代表としてお客様と協力会社様の間に立って現場を仕切るわけですから、重いですよね。
- 萩原
- 施工計画書や工事現場近隣に住む方へ配布する施工告知のチラシに、責任者として名前が載るんですからね。
- 大平
- 私は自分の裁量で自由にやらせてもらえる成長の機会だと受け止めました。先輩の下で現場を見て、皆さんの仕事ぶりから学んできたつもりだったので。だから、一つの案件が終わった時には、それまで経験したことのなかった達成感を味わうことができました。
- 後藤
- 確かに。私たち施工管理の仕事の大半は調整業務ですから、その難しさも楽しさも、現場代理人という立場になって初めて実感できるのかもしれません。
- 萩原
- 気持ちの入り方ですかね。それまでも一生懸命仕事に取り組んできたと思いますが、現場代理人になるとギアが入るというか、気持ちにハリが出ます。また、工事内容を頭で組み立てて先を見通す力も自然とついてくる気がします。
- 後藤
- 私たちの仕事は、それぞれに専門性があって、私がアクセスエンジニアリングやモバイルエンジニアリングの仕事をすぐにできるかと言えば、決してそうではない。
- 萩原
- 求められる専門知識とか押さえておかなければいけないことが違いますからね。
- 後藤
- でも、「つなぐ」技術という点では共通していると思う。
- 大平
- 先ほど紹介したように、最近では部門を越えた案件も増えてきました。私たちも、もっと広い視野で通信インフラを見つめていく必要がありそうですね。
- 萩原
- 後藤さんは、どんな方がサンコムに向いていると思いますか?
- 後藤
- 周囲の人と気軽に話ができて、細かいことが苦にならない人かな。
- 大平
- 失敗しても先輩がフォローしてくれるので、保守的にならずにたくさん挑戦してくれる人がいいですね。
- 萩原
- 面接でも感じましたが、サンコムは「人」が素晴らしい会社。お互いが厚い信頼関係で結ばれています。皆さんもすぐに一員になれますよ。
- 後藤・大平
- その通り!