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SUNCOMのエンジニアリング力

事業本部長対談

松岡 智康
松岡 智康 常務取締役
通信ネットワーク事業本部長
米田 明雄 常務取締役
社会システム事業本部長
米田 明雄
事業本部長対談イメージ
2016年4月1日から、サンワコムシスエンジニアリングは本社組織を、通信キャリア様を中心に建設工事・保守業務を行う「通信ネットワーク事業本部」と法人企業様・官公庁から電気設備、太陽光発電、IT関連工事および海外工事を施工する「社会システム事業本部」という2事業本部制といたしました。ここでは、両本部を率いる事業本部長に、通信建設業界におけるサンコムのビジネスの強み、さらなる発展のためのキーワード、そして、人材への期待などについて語り合ってもらいました。

組織改編でビジネスを強化 新組織とビジネスの特色について教えてください。組織改編でビジネスを強化 新組織とビジネスの特色について教えてください。

米田
まず、今回の組織改編のねらいは、各事業本部に営業とエンジニアを置くことで、一つひとつのビジネス案件に対して、より有機的かつ効率的に動けると考えたからです。通信ネットワーク事業本部が当社の根幹だとすれば、私たちの社会システム事業本部は「とにかくいろいろなものに挑戦しよう」というのがポリシー。
松岡
すごい気持ちの入りようですね。
米田
当社の強みである「高い技術とチームワーク」「お客様との信頼関係」「優れた提案力」「設計から施工までの一括体制」というメリットを製販一体(※1)の組織として存分に生かしていこうと思ってね。
※1. 製販一体:製(製造=施工)、販(販売=営業)を示す。施工と営業を職種で分けるのではなく、施工部門と営業部門がタッグを組んで業務遂行できるようにする事業体系を指す。
松岡
米田の社会システム事業本部は新規ビジネスを開拓していくから、大変かもしれないけど、楽しみも大きいね。私の通信ネットワーク事業本部は、携帯電話基地局建設や光ケーブルの敷設・接続サービス、ネットワークの構築など通信がより快適に使えるための環境を整える仕事をしている。通信がつながる安心を提供しているとも言えるかな。
米田
そうだね。これをきっかけに、当社のことをたくさんの人に知ってもらいたいな。
松岡
当社はふつうの人からは「見えない仕事」だからね。家でも、いつも子どもから「お父さんの会社、何をやっているの?」と聞かれて困る(笑)。
米田
私たちはお客様に通信や電気設備を作って納入するのが仕事。ただ、当社自体は工場や製造ラインを持っているわけではないから、機器をつくったりはしない。完成された機器を使用し、設置・設定するまでがパートナー会社様の仕事。そして、その工事状況をコントロールするのがサンコムの仕事(施工管理)であり、当社のエンジニアリングの特色だね。
松岡
通信工事だから目には見えない仕事だけど、今の社会インフラには欠かせないものであることは間違いない。3.11の東日本大震災以来よく言われていますが、ガス・水道・電気に加え、「通信」がつながっていないと生活ができないことがよくわかっていただけたと思います。我々としても、ライフラインを担っている自覚を再確認した出来事です。
事業本部長対談写真1

「通信」の次にあるもの通信建設の可能性と新たな展開について教えてください。「通信」の次にあるもの通信建設の可能性と新たな展開について教えてください。

米田
IoTや自動運転、ロボットへの期待が高まれば、そこには必ず通信やネットワークが必要になる。私は、将来的にはネットワークがすべての家のモノを動かしたり制御したりするようになると考えていて、それを支えていくのが当社の役割になる。
松岡
通信機器の進歩に伴って、設備をつくる側も進歩というか常に改善・改良していかなければ、信頼の継続にならないという面もありますね。
米田
そうですね。社会インフラの中でも、通信はずっと変わってきた。アナログからデジタルになるなどして。それが通信の特徴だと思います。だから、その都度、機器やアンテナを取り替えたり設備を見直すニーズが生まれるわけですね。
松岡
そこが当社のビジネスの面白いところですね。
米田
常に進化している通信の業界では、応える技術も蓄積していかないといけない。
松岡
だから当社も、ずっと技術の進歩を追いかけてきた。それは大変ではあるけど、同時に面白いところではある。
米田
機器だけでなく、ビルなど建物も高度化してきましたからね。
松岡
そうですね。ビル内の通信インフラは社会システム事業本部の仕事で、そこに通信ネットワークを引き込むことが私たち通信ネットワーク事業本部の仕事。通信の一番端から端までをやっているというのが、当社の強みですね。
米田
元をたどれば、創業当時は電気設備構築をメインに行っていた会社だしね。特に今回の組織改編によって、通信全体を俯瞰して見るような意識が強くなったし、通信を超えて、もっと広い目でお客様のニーズをとらえるようになった。電気もそうですね。既存の病院内で電気設備の修繕や大きな学校を建てるときに配線する電気設備。通信と電気は一緒にできる。
松岡
社会システム事業本部では環境にも取り組んでいますよね。
米田
太陽光発電からスタートして、今はデンマークの会社と提携して小型風力発電に取り組んでいます。高さ25mくらいの小型風車は、今までモバイルで建ててきた鉄塔の技術が使えるんです。また、大型機を建てる時には風況タワーを作って1年間の風の測量をするのですが、ここにも、当社の鉄塔建設のノウハウが活かせています。また、ジャカルタ支店では、インドネシアに進出している日本法人向けに通信ネットワークや電気設備を作っています。他にも、バングラデシュの空港のセキュリティーシステムも手がけています。
松岡
本当に守備範囲が広いね。

「人」がすべての会社 事業目標と期待する人物像について教えてください。「人」がすべての会社 事業目標と期待する人物像について教えてください。

事業本部長対談写真2
米田
ところで、松岡率いる通信ネットワーク事業本部の目標は?
松岡
「NCC(※2)分野で断トツNo.1」になること。「断トツ」がキーワードです。一部分ではそのレベルに来ていますが、なかなか断トツというのは難しくて、それをどうやって実現させるかがテーマです。あえて戦略を一つ挙げると、「人より一歩先にいく」ことを意識すること。半歩でもいい。安全や品質の対策で、先を行きたい。そのためにも、教育・研修、安全設備の充実には積極的に投資しています。
※2. New Common Carrierの略。NTT以外の通信キャリア。KDDIやSoftBankなどを指す。
米田
資格取得のための教育などにはすごく力を入れているよね。教育は私の社会システム事業本部も同じ。当社は「人がすべて」の会社ですから。
松岡
そうですね。パートナー会社様も含めてです。安全の訓練や研修は、どちらかというと、パートナー会社様を対象に行うことが多く、春と秋には初心に帰って業務の危険性を認知する安全大会を開催しています。
米田
パートナー会社様とは、お互いがwin-win(ウィン・ウィン)の関係で仕事をしていくのが当社のスタンス。
松岡
私はさっき、目標を話しましたが、米田の方はどう?
米田
2020年には通信ネットワーク事業本部と肩を並べる!
松岡
目標を実現するためにも新しい人に期待したいね。私としては、「モノを作るのが好きな人」がいい。例えば、建築現場の場合、実際に建物を建てるのは大工さんだけど、電気が無かったり通信が出来ない状態では、建物として機能しないよね。だからこそ、建物内の装備を充足させることもまた、モノづくりの一端を担っているように思う。自分でモノを作った時に楽しいと感じられる人。文系出身者であっても、モノ作りに興味があればOK。そういう人なら楽しんで仕事ができる会社だと思います。
米田
私は人とコミュニケーションがしっかり取れる人がいいかなと。それと、素直な人。素直な人が一番伸びるような気がします。
松岡
一番素直じゃない人がそういうの(笑)。
米田
私を除いて素直な人がいいなと思います(笑)。
松岡
2つの事業本部だけど、まったく垣根がない。通信ネットワーク事業本部でやっている中で新しいニーズが出てくれば、社会システム事業本部で膨らませてみないかという話になる。現実にそういう話はいろいろありますよね。そして、この新しい環境から、ゼネラリストと言っていいのか、広い分野で対応できるような人が育っていきそうな楽しみがあります。マルチスキルと言ってもいい。通信全般を知っていて、その中でも得意分野は任せろ!というものを持っているような人を育てていきたいですね。
米田
当社の仕事は、決してロボットにはできません。一つとして同じことがないから。工場のラインだったらロボットで動かせば同じ車を作れますよね。しかし、当社の場合は現場が全部違うため、各現場に合わせたオーダーメイドでの対応が必要になります。だから、人でなければ務まらないんですね。
松岡
冒頭で「何をしているかわかりにくい会社」と話したけど、以前に比べれば通信が身近になったことも手伝って認知度は随分上がってきたように思う。
米田
うん。通信建設業界をリードしていくためにも、社会インフラを支えていくためにも、みんなで力を合わせていこう。
松岡
そうだね、ぜひ志を持った人材に来てほしいですね。
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